北高に憑く幻妖であり、主人公・夜島学郎の契約のパートナー。
人間を好む明るく優しい性格を持ちながら、その正体は陰陽師たちが長らく追い求めてきた宿敵、「鏖」の一角である。
誰一人犠牲にせず他の「鏖」を討つことを目的とし、学郎の成長と覚悟に呼応して時に導き、時に試す存在として学郎を導いていく。

学郎が通う北高の先輩で、陰陽師として人知れず街を守っている。
学郎とともにオカルト部を設立し、第6討伐隊の中核として行動の要を担う。
男性が苦手ながらも学郎の成長に心を動かされ、彼を支える覚悟を固める。

陰陽師の名門・藤乃家の一員で、幼くして突出した実力を示す。
当初は鵺の力を目的に学郎と激しく対立するが、敗北を機に彼の信念に触れて歩み寄り仲間として戦う道を選ぶ。
プライドが高く冷静な判断力を持つ一方で、学郎の優しさに惹かれ始め、互いに守り合う関係へと変化していく。

学郎の義妹であり陰陽師として、第6支部に配属された隊員。
幼少期の確執から兄に厳しい態度を取るが、同じ信念を抱えて戦う中で、互いに心の距離を埋めていく。
学郎が弱さを見せた時には支えとなり、自らも兄の存在に守られることで、かつて失われた信頼を取り戻していく。

お団子頭がトレードマークの中学三年生で、古賀・町田と行動を共にする。生意気な一面もあるが、情に厚い。
学郎が戦いに行くのを止めるほど彼に熱烈な想いを寄せており、彼と戦線を共にする七咲や代葉に焦りを抱いている。

七咲の友人で、北高に新設された第6支部のサポート役。
小柄ながら面倒見がよく、現場と補給の両面でチームを支える。
ハンマー状の盡器で牽制や避難誘導を担い、縁の下の力持ちとして信頼されている。
学郎たちが訓練から戻れば、あたたかいごはんを振る舞って労うなど、日常面でも支えとなっている。

古賀の友人で、第6支部に合流した陰陽師。
強固な防壁を展開する盡器で、仲間を守る。
実は学郎とは幼馴染であり、その過去には一悶着あったようだが、今は同じ部隊の仲間として学郎を支えている。

宮ノ紀女子高から転入してきたとされる美少女で、正体は糸を操る幻妖。
学郎を「推し」と呼び、転校初日から周囲を憚らず熱烈にアプローチする大胆さを持つが、押しに弱く乙女らしい一面も見せる。
敵から寝返り第6支部の仲間に加わる。